アリサワで働く仲間

実現させてくれた
海外挑戦の夢

研究開発職/入社16年目
前橋工科大学 卒業
K.Kさん

技術者との出会いが
モノづくりへの意思を固めた

入社して16年目、これまでに複合材料や海外赴任を経て、2019年、日本に帰任しました。現在、技術職として働いています。主に、工業用水を作るための水処理プラントに使用される繊維強化プラスチック製圧力容器に関する開発を行っています。
学生時代は、製品やシステムの信頼性に関する研究をしていました。具体的には、システムが正常なのか異常なのか、確率や統計を用いて数学的に求めるといったテーマでした。私が将来もモノづくりに関わりたいと思ったきっかけは、企業との共同研究でした。普段の教授と学生というある種、一方通行の関係性では見えてこない、実際のモノづくりの視点を熱心な技術者の方々は持っていて、刺激を受けました。身近な存在として自分の将来像を想像できたことで、モノづくりへの意思が固まりました。

K.Kさん

海外出張でのプロジェクトが
ターニングポイントに

赴任する前年に技術支援のために現地への出張の機会がありました。限られた期間内で一刻も早く製品の認定試験を合格させるというミッションです。試作品を作っては改良を繰り返す日々で、失敗が続き3週間が経過。残された時間もわずかとなる中、帰国前日にようやく試験が成功、そのときの喜びは今でも忘れることができないですね。
このプロジェクトを通じて「オーナーシップ」を学びました。時々刻々変化する開発は、状況判断の連続、すぐに日本語で相談できる上司もいない環境で、迷いやためらいが大きな障害でした。それでも躊躇せずとにかくやってみる。自発的に考え抜いて行動し、失敗しても諦めず取り組む姿勢が養えたと思います。精神的にも大変でしたが、この時の経験は今でも大きな財産です。
そしてこのプロジェクトの直後に「数年腰を据えて一緒に仕事をしないか」と現地から声をかけてもらい、二つ返事で海外赴任が決まりました。

K.Kさん

夢だった海外赴任、
応援してくれたからこそ実現できた

約5年間の海外赴任を経験し、これまでを振り返ってみると、自身ひとりで成し遂げられた仕事など何一つなく、周りからの理解と温かい支援無くして今の自分はないと感じます。上司や同僚、お客様やメーカー、現場の方とのコミュニケーション、そして信頼関係のもとに仕事が成り立っています。「相客に心せよ」は働くうえでの信条ですね。
入社当時からいつか海外で仕事をしてみたいという気持ちを抱きながら仕事と向き合い、プライベートで英会話の上達にも取り組んできました。まさか海外赴任が実現するなんて夢のようでしたが、有沢製作所は夢に向かって努力する人を本気で応援し、挑戦させてくれます。学生の皆さん、就職活動をしている中で、琴線に触れる出会いがきっとあると思います。その一期一会を逃さないように出会いを大切にしてくださいね。

K.Kさん
私の
オフの
1コマ
K.Kさん
子どもがまだ小さいのでオフには色々なところへ連れて行って、一緒に楽しい時間を過ごしています。中でも、水族館うみがたりはお気に入りのスポットです。写真は、雪景色の上越の1コマ。
技術職座談会